十三回忌の墓前にて

くしくもあの頃の母の思いを42歳になった今
一応一人の親として噛みしめることとなるとは
夢にも思わなかった。

あの頃の母は私のことをどう見ていたのだろう。

面倒なことはなるべくしないようにスリ抜ける。
自分の胸の内についてはほとんど語らない。
家の外でのことについても語らない。
いつも親の意図とは違う方向を向いている。

決して抵抗していた訳ではないが
人を信じるということを拠り所にできなかった。

中学に入った時いろいろな意味で自分にリセットをかけた。
そう何というか外の世界に自分の居場所を創りあげようと。
家の中で自分の居場所を見つけられなかったからなのか
外の方がそれを見つけやすく感じていたのか。
正直良くわからないがとにかく私の目はいつも外へと向いていた。

莫大小屋の長男に嫁ぎ一度流産。
母にとってはそいう意味での最初の子だった。
もちろん色々な思い入れはあっただろう。
そんな思いに私はあまりにも素っ気なかった。

高校に入ってからは漕艇部の仲間との出会い。
それが大学時代も続いた。
妻と出会い卒業してまもなく結婚、親となった。
長男が生まれた時電話で「本当に良かったね 良かったね」と繰り返した。

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「いいから話を聞きなさい」
きっと昔から人の話を聞かない息子だったのだろう。

「何でもやることは早いんだけどね…」
きっと昔からやることが雑な息子だったのだろう。

その頃近所で会うと懐かしそうな目で私を見ていた。

かわいがっていた初孫が3歳の12年前の今日、母は逝った。
闘病中の半年間、病室で何度も二人きりになった。
懐かしそうな目をして私の手をさすっていた。
素っ気なかった息子とのその時を取り戻すかのように。

今私の目の前には素っ気ない息子がいる。
まるであの頃の私のように。

因果応報。人生の戒めなのか
いや母からの贈り物なのかもしれない。

今の母は私のことをどう見ているのだろう。

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今朝の新聞を墓前に供えながらふと思った。



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